GREENLAND

エム・ヴイ・エム商事株式会社の扱う野菜・果物に関する商品や産地、販売情報から、生産者、栽培方法、旬、栄養、保存方法、レシピ、美味しいお店、果ては会社や仕事の、楽しさ、新たな発見、感動、熱い想いなどなどをスタッフが綴るブログ。

宮古島の南瓜

冬の寒い時期にはおいしい南瓜(かぼちゃ)が食べたくなりますが、今までこの寒い時期にスーパーなどで売っているかぼちゃといえば、原産地は中南米からのものがほとんどでした。しかし、最近ではいろんな事件があったためか、お客さんの国産農産品の関心が高まっています。そこで、国内産のかぼちゃを販売したいと思っていたところ、やっと沖縄の宮古島で栽培している農家と直接出会うことができました。

沖縄本島と台湾とのほぼ中央に位置している宮古島。年間平均気温23度の暖かな島です。珊瑚礁が隆起した島の土壌分は弱アルカリ性で、ミネラル分を多く含んでいます。島には川や湖が無く、農業には水の確保が課題となっていましたが、昭和62年に世界でも類を見ない地下ダムが完成し、水資源の有効活用が実現しました。本島は山が無く四六時中風が吹いているために、株間にさとうきびと定植して風除けしております。
 
果実が肥大して皮が硬化すると、写真のように枕(プラスチック製)を敷き、直接地面に南瓜が付くことでできる表皮の変色部分をなくします。また、日焼け防止の為に新聞紙などをかけて、大切に育てた南瓜です。こうして丹精こめて栽培していることがこの南瓜の美味しさの理由だと思います。