GREENLAND

エム・ヴイ・エム商事株式会社の扱う野菜・果物に関する商品や産地、販売情報から、生産者、栽培方法、旬、栄養、保存方法、レシピ、美味しいお店、果ては会社や仕事の、楽しさ、新たな発見、感動、熱い想いなどなどをスタッフが綴るブログ。

南瓜(かぼちゃ)のお話


営業第1部で事務をしておりますH村です。
今は、離れておりますが主に南瓜に関する事務系業務を担当させて頂いておりましたので、リンゴ・チェリーに続くぞ〜!!とばかりに、南瓜のお話をさせて頂きます。
原産地は南米といわれ、日本へは16世紀にポルトガル船によって伝えられたそうです。東南アジアのカンボジア産と伝えられていた事からカンボジアがなまって「カボチャ」となった話は有名ですね。
大きく分けて日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類ありまして、最初に伝えられたのが日本かぼちゃと呼ばれ、現在よく食べられている西洋かぼちゃは明治時代頃に導入されたそうです。ペポかぼちゃは金糸うりやズッキーニなどのことで形などがちょっと変わったかぼちゃの事をいうようです。(ズッキーニって南瓜だったんですね!?)産地や品種などはMVMホームページのトップから「世界の野菜・果物」「国内の野菜・果物」の「かぼちゃ」のカテゴリーをご覧ください。
冬至にかぼちゃを食べるので、冬野菜と思いがちですが、ブログ当番の命を受け色々検索していると夏野菜である事を知りました。確か夏野菜だったよね?!とは思ってましたけどね。。。
さて、栄養素に話を移しますがビタミン、カロチン、食物繊維、カリウムなどが含まれており下記のような効用があるそうです。

  • 細胞の老化を防止する
  • 免疫力を高め、風邪を予防
  • 皮膚や粘膜を健康に保つ
  • がん予防(特に粘膜に関係する癌)
  • コレステロール値を下げて便秘解消

冬至にかぼちゃを食べるのは風邪予防のためもあるんですね。
検索したサイトには他のかぼちゃ利用法にやけどにつぶした物を患部に貼るとか、恥ずかしくて口にはだせませんが、いぼ痔には種子の煎じ汁で患部を洗うと効果があるそうです。地主 いえ、ぢぬしの方 お試しあれ! そしてぜひ結果をお知らせください!
T島氏のブログにありましたが、野菜は体の外・内部だけでなく老化防止など美容の面でもVerry Niceな食材なんだと云うことを改めて認識しました。免疫力を高める効用があるって事は、体調が悪く、最近食欲がないなぁ・・・ なんて時には、かぼちゃのスープもいいかもしれませんね。かぼちゃの料理と言えばスープの他に真っ先に浮かんでくるのが煮物ですが(いかに普段料理をしてないかがバレてしまいます。。。)南瓜だけの煮物もいいですが、これに鶏のミンチを入れトロミをつけたら寒い冬に飲む日本酒によく合います!心のツブヤキ:美味しく作ってくれる「お嫁さん」が欲しい。。。
ここで南瓜の選び方ですが、MVMから出荷している物を選んで頂ければ間違いはないのですが(めちゃめちゃ強気発言!?)丸ごと1個の場合は緑色が濃くずっしりと重量感のあるものがよいそうです。収穫してからしばらく熟成(キュアリングといいます)させたものの方が美味しくなるので、ヘタのまわりがくぼんでいたり、黄色く枯れていて、縦に溝が入っていればそれは完熟しているよいかぼちゃです。カット売りの場合、種がしっかり詰まっていて肉厚で色鮮やかなものを選んで頂くとMore betterです。(なんだか表現が昭和ですね。)
保存する時は、丸ごとであれば風通しの良い涼しいところで長期保存できます。カット売りの場合、種とワタを取り除いてからラップをし、冷蔵庫の野菜室で保存します。小分けにして冷凍しておくと便利です。収穫後のお話ばかりですが、色々見ていて面白いな〜と思った事があります。
それはかぼちゃの「葉」です。水を集めて注ぎ込む「じょうご」。南瓜の「葉」はじょうごの形に似ています。植物が育っていく上で欠かせないのが「水」。南瓜の葉は、水不足の時でも有効に水を集める事ができるような形になっています。そして、葉の付け根には節根(せつこん)が地面に伸びていて、葉で集められた水分が茎を伝って地面に到達し、節根から吸収。夜露や葉の下が濡れない少量の雨でも葉の根元に水分を集めて吸収する「生きる力」を持ち合わせているのだそうです。降雨量や日照時間など自然の恩恵と影響を受けとめながら、環境によって成長を早めたり緩やかになったりもする、植物の「生きる力」すばらしいです!!
食べれば食べるほどどんどん体重を減らせる野菜があればもっともっとすばらしい!!
冷蔵庫で眠らせたまま、腐らせてしまう事なくしっかり使いきるよう心がけます。今、この手に入るものすべてに「命」や「生きる力」などが、そして沢山の人達の「手」が加わっているんだ と云うことを痛感しました。野菜もそうですが、くさってはイカン! 感謝の気持ちが大事ですね。