東京オフィス GUCCHIです。
今日は読書感想文です。
マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力
- 作者: 山梨広一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『いい努力』
この書名を見た瞬間、「私は『悪い努力』だな・・・」と思い、つい買ってしまいました。
山梨広一著「マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった『いい努力』」。
仕事でも学びでもトレーニングでも一定の努力は不可欠。それでも「努力すればいい」と思った瞬間、大事な点を見失ってしまう。個人や社内の自己満足に終わり、お客さんを喜ばすことができなければ成果はでない。これは「悪い努力」。自分や組織の成長にも結び付かない。そんな無駄なことはやめて「いい努力」をすることが大事なのでは・・・ということで読む前からだいたいの趣旨はわかってしまうのですが、「いい努力」をするための思考法、動き方、特に時間管理の仕方など具体的な記述も多いので参考になります。
まず、「いい努力」のポイントとは
①「成果」につながるもの
②「目的」が明確なもの
③「時間軸」を的確に意識しているもの
④「生産性」が高いもの
⑤「充実感」を伴うもの
⑥「成功パターン」が得られるもの
⑦「成長」を伴うもの
これを意識するだけでも変わりそうな気がします。
さらに「いい努力」をするためのポイントとして興味深かったのは
・つねに「フロントローディング」する
・仕事の「答え」を常に持っておく
・「頭の中」を人の目にさらす
・「他の人の考え」に対して自分を開く
といったところです(詳細は本著をお読みいただきたい)。
これらは私のウィークポイントとして意識していることでもあり、今まで染み付いてきたやり方を変えるのはしんどいことですが、改善できればもっとパフォーマンスが上がるのでしょう。まだまだ「悪い努力」で精一杯になっていますが、ちょいちょい読み返しながら少しずつでも変わることができたらと思っております。
松井秀喜が画家硲伊之助(はざまいのすけ)の「努力できることが才能である」という言葉を座右の銘として努力を続けてきたというのは有名なお話です。もちろん松井も「いい努力」を積み重ねたからこそ超一流になれたのでしょうが、松井ほど努力できる才能もないし、体力も落ちてきたし、こうなったら「努力の質×量」でなんとか成長し続けたいと思います。