GREENLAND

エム・ヴイ・エム商事株式会社の扱う野菜・果物に関する商品や産地、販売情報から、生産者、栽培方法、旬、栄養、保存方法、レシピ、美味しいお店、果ては会社や仕事の、楽しさ、新たな発見、感動、熱い想いなどなどをスタッフが綴るブログ。

決算って何?

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本社経理部Nです。

3月に入って寒暖差の大きい気候が続いたせいか体調管理に苦労しています。
気が付けば決算日間近となり、来月から本格的に決算業務が始まります。
当社同様に3月決算にしている企業は多いと思いますが、「決算」とはそもそも何なんでしょうか。

先ずは興味本位で英語とスペイン語で調べてみると
英語ではsettlement of accounts
スペイン語ではliquidacionと同義語があるようです。

世間的には決算セールなど「1年の総括」といったイメージですがなぜ1年間の総括する必要があるのかと自問自答してみるとすぐに行き詰ったので、意味を検索しました。

ネットでは「決算とは、期末の財務状態や会計期間内の経営成績を明確にするための手続きである。会計期間ごとに勘定を整理し、帳簿を締め切り、貸借対照表損益計算書を作る」とコンパクトに解説していますが何か味気ないと思うのは私だけでしょうか。

さらに会計期間についてもう少し深く調べてみようと古い専門書を開いてみると次のような解説が書かれていました。

企業が永久に継続するという前提に立つと、企業の経営成績や財政状態に関する情報をどの時点で開示するかという問題が生じる。企業の終了時点で開示することになれば、継続企業の公準の下では、これらの情報は開示されないということにもなる。財務会計の基本目的が企業の利害関係者に対する有用な財務情報の提供であるとすれば、財務情報の供給はタイムリーに行う必要がある。企業の経営者は、受託責任を永久に負い続けるわけにいかない。定期的に会計報告を行い、会計責任の解除を受ける必要がある・・・・・・

今日の会計では、人為的に設定された一定期間ごとに決算が行われ、その期間の経営成績と決算時点の財政状態が明らかにされ、それによって経営成果としての利益の分配が行われている。

 

太田正博著『財務会計論の基礎』より

 

ふむふむ。

私なりに解釈すると一定期間ごとに経営者はお金の使い方とその状態について
利害関係者に開示し説明責任を果たす必要がある。決算を開示しなければ経営者は永久に経営責任を負わされ続けるのだと・・・ 恐ろしい話です。

少し頭が整理できました。自分で提起した問題に自分で頷いたところでこのテーマは終わりです(^_^;)

ここまで辛抱強く読まれた方ありがとうございました!