GREENLAND

エム・ヴイ・エム商事株式会社の扱う野菜・果物に関する商品や産地、販売情報から、生産者、栽培方法、旬、栄養、保存方法、レシピ、美味しいお店、果ては会社や仕事の、楽しさ、新たな発見、感動、熱い想いなどなどをスタッフが綴るブログ。

ベビーリーフに関するお問い合わせ☆双葉

先日、当社のベビーリーフをご購入いただいたお客様より直接お問い合わせのお電話をいただきました。お問い合わせの内容は、「ベビーリーフの袋の裏に書いてある葉っぱではなく、食べたことのない葉っぱが混じっていたけど、食べても大丈夫なのでしょうか?」ということでした。
葉の形、色などをお伺いしていると、どうもそれはスピナッチ(ホウレンソウ)の双葉のようでした。双葉とは種子をまいて発芽し貝を割ったように出てくる最初の葉のことで、その双葉の間から出た新芽が10cmほどに成長するとベビーリーフとして収穫することになります。
 
↑左の写真がスピナッチ(ホウレンソウ)の双葉で、細長いスマートな葉が2本土から顔を出します。↑右のハート型のかわいらしい葉がピノグリーン(小松菜)の双葉の写真です。双葉の真ん中から新芽も顔を出しているのがわかりますか?双葉は召し上がっていただいても大丈夫ですが、土から一番最初に顔を出したために、ベビーリーフミックスの中に混じるとどうしても先に黄色くなってしまいます。できるだけ収穫の際に混じらないように農家の皆様にお願いしていますが、そこは人間が目で確認していることなので、どうしても混ざってしまう場合があります。
ビーリーフは赤ちゃん葉なので、とてもデリケート。傷みやすい葉なので、MVMのベビーリーフは、手間隙を惜しまず収穫を手摘みしていただくように農家の皆様にお願いしています。↓下の写真のように片手で株の根本を掴み、根っこより少し上を挟みで刈り、収穫籠に入れる前に土や双葉などが混ざらないように払い、目視確認をいたします。これは、露地栽培のもの、ハウス栽培のものもみな同じですし、夏の暑いとき、冬の寒いときも同様にお願いしていますので、とても大変な作業だと思います。


MVMのベビーリーフのパックの裏には、ブレンドするもっともポピュラーな葉っぱ10品種の紹介をしています。しかしながら、年間を通して栽培するベビーリーフの品種は全種で現在では15品種ほどあり、季節によって栽培を管理しています。パックの裏にある葉っぱはほぼ年間を通して栽培している品種ですが、毎日入荷のある中で品質の良いものを選別してブレンドしていますので、必ずしも全種類が入っているとは限りません。
このあたりをどうかご理解いただいて、毎日美味しく緑黄色野菜を摂って、健やかな日々をお過ごしいただけると嬉しいです。