GREENLAND

エム・ヴイ・エム商事株式会社の扱う野菜・果物に関する商品や産地、販売情報から、生産者、栽培方法、旬、栄養、保存方法、レシピ、美味しいお店、果ては会社や仕事の、楽しさ、新たな発見、感動、熱い想いなどなどをスタッフが綴るブログ。

歴史認識

営業第2部のS水です。最近、愛知、沖縄で出会った「歴史」に触れてみたいと思います。
街角で見かけることが減った風習や言い伝えが、どっこい今でもその存在価値を誇っているのが、沖縄の“シーサー(獅子)” でした。

昔から厄除けとして重用され続けていたものが、現代風にアレンジされ、ちょっとした「ゆるきゃら」に似た感覚で沖縄の市街地で見かけることができました。マンションの扉、校門、公民館の掲示板、瓦屋根の上  などなど・・・。一見、強面(こわもて)だが、愛嬌すら感じる、街角のシーサーたち、これからも活躍してほしいですね。
次に感じた「歴史」は、先日名古屋の神宮前駅に降り立ったときのこと。
何の期待もなく出会えたのが熱田神宮にある“練塀”でした。織田信長の時代、世にいう桶狭間の戦いの戦勝祈念の遺跡に触れるというのはまさに驚天動地。
みなさんは“日本三大塀”をご存知ですか?この「信長塀」の加えて、重要文化財でもある西宮市の西宮神社の「大練塀」と、京都市三十三間堂の「太閤塀」がそれにあたるのですが、身近に歴史的価値が高いものが、駅前なり、道路沿いに、しかも露天で存在していることが意外でありながらも、感心もした次第です。

歴史的な風習や遺跡と、普段の生活の中で身近に出会えると、先祖が守ってきたものを、今の世代が次の世代に繋ぐことの大切さを痛感します。今の世代が、後世に何を残し、引き継いで何を託すのか、日々の暮らしの中でも考えておきたいものです。 ありがた迷惑な御先祖様でしたと、後世から悪口は言われたくないですよね。そんな些細な「歴史認識」もあるのでは?