8月になりました。
チェリーも海の日を過ぎてからお盆に向けてゆっくり終売の動きとなっており、代わりにアメリカ産イチゴが忙しくなってきました。
先週は2回も日本海に行けるチャンスに恵まれ(周りの方々のおかげさまです)、鳥取・福井の両県に行ってきました。
では今から容赦なくイカ釣りの話をしようと思います。
1日目:鳥取・網代から出ているウィングテイルさんにお世話になりました。
山陰地方での評判は抜群に高い人気船でなかなか週末の予約が取れなかったのですが、平日で日程の合う釣り仲間と一緒に乗船。
タックル
竿:メジャークラフトKGE-B702NS/st
リール:ダイワ RYOGA C1012PE-H / HL
PE:[VARIVAS]アバニ ジギング10×10 マックスパワー 0.6号
リーダー:ダイワ エメラルダス2.25号/1.75号
スッテ・エギ:いろいろ
僕が道具の中で一番こだわるのはPEラインです。なぜならあの日本近海マグロのパイオニア、佐藤偉知郎(さとう いちろう)氏が「糸が一番大事」みたいなことを言っていたからです。ただそれだけの理由です。
以前はよつあみのウルトラ2を使っており、しなやかで良いのですが値段が高すぎました。アバニの良心的価格とコーティングのもちの良さ、あと特に柔らかさとコシのバランスですね、糸ふけを出しながらしゃくってもガイドに絡まらないので大変気に入って使っていますアバニ様いいものを本当にありがとうございます。ですが10mごと10色の色周りが覚えられずまさかのオーバークオリティに四苦八苦しています。
ポイントまでの船中、船長にスッテが良いのか中オモリのエギングが良いのか聞いたところ、真剣に両方のメリットデメリットを説明してくれたのですが脳みそがついて来ず、結局なんの考えもないまま中オモリ20号のエギングから始めてみることにしました。
ポイント到着と同時に強風→爆風に。
アタリがとれず、リーダーを1.75号まで落としてみるもののアタリ判らず、「乗ってた」という感じでぽろぽろと5杯くらい。
強風とアタリの取れなさ加減に心折れかけたとき、どうせならと20号のひとつスッテに持ち替えた瞬間そこから一気に入れ乗りに。ベイトもイカも集まっており、活性もかなり高かったのですが自分がアタリを拾いきれてないだけでした。最終的に40杯まで数を伸ばすことが出来ました。
終盤、風が収まり潮も止まりかけたあたりからスッテの早い動きを見切られ、エギングが有利な時間となりました。結果論かもしれませんがこの日はゆっくりしたフォールに反応するパターンだったようです。潮はそれほど速くなかったのですが強風がPEをはらんでフォール速度が抑えられ、より抱かせる時間を演出することができたことが数を伸ばせた大きな要因でした(同船者談。完全な受け売り)。
そしてもう一日は福井、若狭大島のビックワンの船長の知り合いの遊漁船、全く得体のしれない船に乗りました。
釣果情報で宮津・舞鶴・福井といった東エリアは不調と聞いていたので試練を覚悟しての出船。
釣れない釣れない。
釣れても単発。
釣れてもスルメ。
ですが少しずつマイカが混じりはじめ、如何にマイカの棚を捉えるかに集中しました。ヒットゾーンは27〜30mと極めて狭く、この小さなヒットゾーンでの滞空時間を長くとれる中オモリエギングにこの日も軍配が上がりました。
ひとつスッテは、棚を直撃できますが滞空時間が少ない、わかりきった話ですが改めて痛感しました。すぐに中オモリに変えますがやっぱりアタリがとれない、わからない。苦手。耕栄丸午後便の最後にいつも須磨沖でこの仕掛けでアオリ狙いをしていましたがそのころから意味が分からず苦手でした。
結局伸びずにスルメ混じりで10杯程度の釣果。
今回はあこがれの沖漬けセットを持っていたので釣れた端から生きたまま沖漬け太郎(タレの商品名)に入れていきました。貧果は覚悟していましたが沖漬けの仕上がりには無限の期待を寄せています。
美味しかったです。
僕なりの結論としては、早く中オモリエギングを習得する事、活性の上下(棚の上下も)するタイミングを見切り、ファスト・スローを使い分ける事、大きくこの二つを体得して最後まで釣れ続ける人になりたいと思いました。残りのシーズンを少ない脳みそで精一杯考えて今後も精進していきたいと思います。
以上