チリ産のチェリーなんてあるの!?しかも冬場に!?と思いの方も多いと思いますが、実は日本向けに解禁となったのは2001年で、既に13年程前から日本へ入荷されていました。
とは言え、アメリカンチェリーに比べ歴史も非常に浅く、日本での知名度は決して高いとは言えません。
加えて、過去3年間は日本に輸入されていなかったため、最近はNZ産やオーストラリア産に押され気味になっていました。
しかし、2014年より輸入条件が緩和され、より鮮度の良い状態で輸入が出来る様になったこと、アメリカ同様、最新鋭の機械を導入して良質の果実のみを出荷出来る様になったことでこの度、業界でも初の試みとなる船便での入荷を行いました。
御存知の様に南米チリは日本の真裏にあたり、航海日数も30日を超える最長航路です。
チェリーは数ある輸入果実の中でも特にデリケートでとても気を使うアイテムであり雨を避けて摘果し、品種や大きさを厳選した商品を出荷したとはいえ、本当に大丈夫なんだろうか、、、?と内心とてもヒヤヒヤしておりましたが、いざ入荷して商品を確認しますと予想していた以上にコンディションも食味も良く無事、お客様へお届けすることが出来ました。
先程記した様に、3年振りの入荷となりましたので販売する我々も準備不足な面があったのは否めませんが、非常にポテンシャルのある商品だなと改めて認識した次第です。是非、来年もチャレンジしてより多くの消費者の方へ
冬場のチェリーを味わっていただきたいなと願っております。
さて、チリ産チェリーはいよいよ終盤ですが、4月からは大本命のアメリカンチェリーの商戦がスタートします。毎シーズンが筋書のないドラマといった感じで、今年はどんなシーズンになるのか。
今の段階では神のみぞ知るといったところでしょうか、、、乞うご期待!