「旅のしおり」担当の経理・総務です。
今年の夏休みはタイトルとおり航空券のみ予約をして「ノープラン」「行き当たりばったり」でアメリカにいる友人を訪ねてきました！今まで行ったことのない州を巡り大自然に癒され、ごくフツーな生活の一場面で時間を過ごし、懐かしくもあり「やっぱりアメリカが好き！」と再確認した旅になりました。
突然ですが、みなさんアリゾナ州にある「The Wave」というスポットについて聞かれたことはありますか？ここは壮大な絶景ポイントなのですがガイドブックにもあまり載っていません。砂岩層に発生した鉄砲水や風雨で地層が削られマーブル状になっている【息を飲むような景色】、でもあまりメディアでも取り上げられず、ガイドブックにも載せられない事情があるのです。
実はこのエリア、国定公園内にあり１日の入場者数が「２０人」と厳しく制限されています。１０人はインターネット抽選、残り１０人は「現地抽選」というとてもフェアな方法で選ばれます。
今回の旅で思い立ったのがこの「現地抽選にチャレンジしよう！」と、カリフォルニアから車で９時間かけて抽選会場のあるユタ州の小さな町（Kanab）へ向かいました。↓
翌朝８：３０から受付、係りの人がスマホを片手に９：００ＡＭキッチリに「ようこそ抽選会場へ！」と始まりました。会場にはいろんな国から集まった挑戦者が約６０名。ここで当選確立は１／６、「いけるかも！」と思いたいところですが、実は会場には「代表者」だけ来ている参加者もいるので実際には当選確率はもっと下がるのです。
まず、当選した場合の注意事項（最低３〜４リットルの水を必ず持参、現地までは（悪路のため）できるだけＲＶ車で向かう、体力に自信がない人は決して無理をしない、山の天候は変わりやすいので油断しないことetc.、そして最後は【自己責任で参加すること】の説明があります。
いよいよ抽選がスタート。抽選方法はアナログの「ビンゴ」！クルクル＆ポンッ！で番号を読み上げて行きます。参加者は１０名厳守なので、もし最初に当選したグループが１０名で申し込みしていた場合、これで終了となります。逆に２名＋３名＋３名と順番に当選し、最後のグループが５名だった場合はこのうち２名しか参加できません。
もうお気付きですよね？ここまで話題を引っ張っておきながらThe Waveの写真がないということに？そうです・・・当たらなかったのです(>_<)
でも、あとで考えると当たらなくて本当によかったです。このエリアは地図も人の歩く道跡もないところを、当日配布されるコンパスと風景写真（この風景が見えたら右に曲がる的なものだと思います）を頼りに夏は日陰のない４０℃近いところを各自で巡るのですが、日々事務所でチーンと座って仕事をしている私には無謀な挑戦でした。トホホ・・・(+_+)
せっかく９時間ドライブをしてここまで来たのに・・・ＢＵＴ！当選しなくても問題ナシ！このエリアは「Hub of The Grand Circle」と呼ばれており、周りには大自然がいくつもありました。
◆ Antelope Canyon（アンテロープキャニオン）／アリゾナ州
・ 鉄橋子で地面の割れ目に降りて行きます 何があるのかドキドキ(・_・;)
・ 砂岩の渓谷 これが鉄砲水や風によって作られた絶景
・ 別世界の風景に言葉が出ません
・ 真ん中に「Lady in the Wind」（ベールに包まれた女性の横顔、見えますか？）
◆ Horseshoe Bend （ホースシューベンド）／アリゾナ州
・ 崖っぷちの勇気ある友人 （私はあまりにも怖くて近寄れません・これもズームで撮影）
・ Horseshoe（蹄鉄）の名前とおり見事な湾曲 このままグランドキャニオンまで流れていきます
◆ Zion National Park（ザイオン国立公園）／ユタ州
・ 歩行者用の入場ゲート １人＝$15/week または 車１台＝$30/week
・ Bighorn Sheep ひつじの仲間が道路横にひょっこり
・ 壮大すぎて写真では感動をお伝えできないのが残念
・ パーク内は無料シャトルバスが運行 往復30分の初心者コースから、8時間の超人コースまで
・ 静寂のなか川の音が心地よいです
「Play it by Ear」な旅だったからこそ出会えた景色、人、時間を満喫しリフレッシュしてきました。
お休みのあいだ事務所でフォローしてもらったみなさん、ありがとう！
〜おまけ〜
これからみなさんがアメリカに行かれることがあれば、ぜひお伝えしたいこと。
★ もしディズニーランドやユニバーサルスタジオのテーマパークに１度は行かれたことあがあれば、次はぜひ大自然に足を運んでみてください。大自然の中では「英語が通じないかも・・・」とかの心配は吹き飛びますよ。山道で人とすれ違うときに「Hello」さえあれば大丈夫！
★ 大自然初心者には「National Park」はお勧めします。パーク内のシャトルを利用して、ゆっくり風景をながめているだけでも幸せを感じられます。ヨセミテ国立公園は「森林」、ザイオン国立公園は「岩山」、それぞれ顔が違いました。次はどこのNational Parkに行ってみようかなぁ♪
★ 時間に余裕があれば、絶対に国立公園内のロッジで宿泊してみてください。周りの灯りがまったくないので、「THE・満天の夜空」です。
★ 友人やホームステイ先への手土産は「キットカット・≪抹茶味≫」が大人気！びっくりしましたが、Internationalな老若男女問わず本当にみんな大好きなんです。
★ そして最後に・・・海外旅行には（今さらながら）スマホが役立つことを実感！1日のうちに州をまたいで行ったり来たりしていると時差で1時間を得したり損したり。まだＯＰＥＮしていると思ったレストランが既に店じまい、ホテルでカップラーメンで夕食をしのぐことも・・・。次の携帯切換え時には絶対スマホにしようと決意したのであります。
