自然豊かな山々に囲まれ、加古川水系、由良川水系の支流が流れ、日本で一番標高が低い中央分水界があり、山間を流れる清流がたくさんある丹波市。その丹波市内でもひときわ自然豊かな、私達が販売しているベビーリーフの国内での発祥の地でもある丹波市山南町、氷上町エリアは、日本固有の陸生のホタルであるヒメボタルの生息地が多数あります。
夜の8時頃になると暗闇の中でキラッキラと黄金色にきらめく光
ヒメホタルはオスメスともに発光することができて、暗闇の中でホタル同士が発光してコミュニケーションをとり子孫を残すのだと聞きました。空を飛ぶのはオスだけで、メスも飛べないわけではないけれど草の上から発光してオスを待つ。
短い期間しか活動のできないヒメホタルにとって夜は貴重な時間。メスを探して飛ぶオスは地表近くの低空を飛翔し、飛ぶ高さはだいたい決まっているから、地形に沿って飛んでいることになる。なので、ヒメボタルのオスたちがまとまって、いっせいにメス探しに飛ぶ瞬間の様子を見ていたら、その光の集合が丹波の見慣れたゆるやかな優しい山の地形になっていることに気付かされます。これはちょっとした感動で、私はヒメホタルに近づきすぎるよりも、少し離れたところで眺めるように観ることをおすすめしたいです。都会では見ることができないヒメホタルの恋人たちが織りなす幽玄夢幻な世界の光景です。
短い期間しか活動のできないホタルにとって、とても貴重なキラッキラな瞬間を残したくて、あまりに美しい光景だったから人に語りたくなるのですが、写真は撮らない(撮れない)です。だって、本当にスマホの画面の光や撮影も、懐中電灯も、自動車や自転車のランプさえも邪魔に感じる世界なのです。
兵庫・丹波市の「ヒメボタル」は、線香花火のような儚さがいい https://t.co/WenzDvXC3s @tabilabo_newsさんから
— MVM (@MVM_SHOJI) 2018年6月22日