3月も半ば…この間お正月だった気がするのに…(苦笑) 今日は、毎年3月に行くべき、私のお気に入りの場所を2つご紹介しようと思います。
◆岡本梅林公園
「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」と詠われ、古来から梅林の名所として知られている岡本。なんと!?羽柴(豊臣)秀吉もここを訪れたことがあるそうだ。
時代を経て荒廃した梅林を偲び、昭和50年(1975年)に保久良神社境内に梅林を植樹し、昭和56年に梅の名所として再生しました。それからずっと、街の人々に愛され続けている場所です。
福岡の大宰府天満宮から贈られた菅原道真公ゆかりの「飛梅」をはじめ、約40種200本の梅が、2月中旬から3月中旬にかけて次々と開花します。
公園からは神戸の街並みが見渡せ、大阪湾をも一望することができて、お天気の良い日はとても気持ちの良いところです。
◆岡本南公園(桜守公園)
梅の花が終わって桜の季節に訪れたいのは、水上勉の小説「櫻守」のモデル笹部新太郎の屋敷跡を整備した岡本南公園。
兵庫県の天然記念物や神戸市の市民の木に指定されている「ササベザクラ」や「荘川桜」など、珍しい種類の桜を愛でることが出来ます。
今年の桜は、平年より早く咲く所が多くなりそうだと聞きましたが、朝夕の寒さはまだまだ震えるほど。昨年末から日本付近に寒気が流れ込みにくい状態が続いていたため、暖冬となったため、休眠打破*1は鈍く、花芽の成長のスピードは遅めとみられています。
*1:桜は夏に翌春咲く花芽を形成する。いったん休眠に入った花芽が、冬季に一定期間低温にさらされ休眠から覚めること。その後の気温上昇と共に花芽は成長して開花に至る。冬暖かすぎると春先の気温が高くても開花が遅れることがある。桜の開花予報の大きなポイント。