沖縄で聞いた「ぬちぐすい」という言葉。
直訳すると「命の薬」という意味なのだそうですが、つまりは食べ物すべてが自分自身の体になり、健康につながる、という考え方です。これを聞いただけで「沖縄大好き!」ってなりませんか?(笑)
沖縄出張ということで、夕食に行きたいと狙っていたお店があったのですが、そのお店にたどり着いた時にはすでにお店から待ちの人が溢れており、長蛇の列。
「予約してないんですか?」と後輩に言われる。
「あ”ぁ、やってもうた!」とふらふらっと裏道を目的もなく進むと「ヨボセヨ!」と叫ぶ声。「ヨボセヨ」とは韓国語に直訳すると「もしもし」ってことなのですが、店先で韓国に電話をしているらしく、声が聞き取りにくいのか?すごく大きな声だったので思わずびっくりして立ち止まっしてしまった。
すると後輩が「ここどうですか?」とヨボセヨ兄ちゃんのいる居酒屋を指さしている。そしてその時、笑顔のかわいいお店の男の子に「いらっしゃい!」と言われ、そのまま店内へ。
まずはオリアンビールと海ぶどうで、乾いた喉を潤して、沖縄に来て食べずにはいられないゴーヤチャンプルーをいただく。
海ぶどうは深層水のミネラルをたっぷり蓄えた新鮮な久米島産。このプチプチ食感。ああ、食べたかったよぉ。これだけじゃ足りない、ビールと一緒にいつまでも食べていられる海ぶどう。
ゴーヤチャンプルーは、鰹節で見えなくて、写真の撮り方が下手すぎますが、一番上に豚、次にゴーヤー+卵+にんじん+もやし、一番下に島豆腐。これは、ただの盛り付けや見た目へのこだわりではなく、美味しく味わうための順番で、豚肉の油がジワ〜っと一番下の豆腐まで沁み込むようになっているのだ。ちょっと感動。感激。とてもやさしい味わいでした。
おきなわ和牛の中落ちカルビ、おきなわ鳥の白レバー焼き。
本当はもっと食べた。食べるのに忙しくて途中から写真を撮るのを忘れただけ(笑)
このお店大正解でした。めっちゃ美味しかった。家の近くにあったら毎日通ってしまいそうな、そんなお店でした。
笑顔のかわいいお店の男の子は、まだ17歳で東京からこのお店が好きで、働きたくて、沖縄に住んでいると言っていた。
沖縄は他にも美味しいもん、不思議なもん、忘れられないもんがいっぱい!
出張の楽しみは地元の美味しいもんを食べられること。国際通りはもう日本人を探すのが大変なぐらいに東南アジア都市と化していたけど、沖縄の食文化は健在。そしてこれから、出張のたびに琉球料理にどんどんハマって行きたい。