東京オフィスです。
東京は2月に入って2度の記録的な積雪に見舞われ対応に苦慮した月でした。通例なら数日の休暇を取ってゆっくり映画やマンガや音楽でも…とはいかず3月を迎えてしまいました。
やっと先週の数日間は東京も暖かったのですが、今週はまた真冬並みの寒波が全国を覆います。この時期にしては数年来の強いもので、条件が揃えばまた大雪が降るくらいのものです。
まずは5日・6日頃の南岸低気圧がどうなるか気になるところです。当面低温が続く見込みで「春まだ遠からじ」といったところです。人間の経済活動による温暖化が昨今叫ばれている中、いや太陽活動が低下しているために寒冷化が起こっているとの説も出てきています。
さてその根拠としている太陽活動を観測・データ取得して、それに伴う影響を予測して情報提供を行う宇宙(というより太陽活動)天気予報なるものがあるのはご存じでしょうか?太陽は非常に大きな天体で直径は地球の約109倍、体積は地球の約130万倍あり太陽活動によるフレア(爆発)は途方もないエネルギーで遠く離れた地球へ宇宙線(放射線)に降りそそぎ、時には船舶や航空無線、人工衛星、携帯電話などに影響を及ぼします。宇宙天気予報はその影響度を前もって知ることができます。
宇宙天気情報センター(http://swc.nict.go.jp/contents/index.php)
過去にはアメリカの地上の電気設備が突然ダウンする原因不明の事故があり、その原因が太陽活動による一時的に大量の宇宙線と分かったこともあります。万が一、現代で同じようなことが長時間地球に降り注げばどうなるか…電源・電気供給施設、車、パソコン、電話、その他電化製品は瞬時に壊れてしまい、一時的に中世以前の生活になってしまいます。また人体のみならずあらゆる生命体に悪影響が出る恐れがあります。考えるだけで大パニックですね。今や私たちの生活と宇宙空間とは密接なかかわりがありますので、直接的ではないにしろ、この宇宙天気予報を普段の天気予報並みに気にする必要が今後出てくるかもしれませんね。
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