夏の日、ギラギラ照りつける太陽に慄いてタクシーに乗り込んだはいいけれど、目的地に行くには少し余裕があったので、思わずというか、無意識というか、運転手さんに「菊水茶廊 本店」と言ってしまったわ(汗)(笑)
「菊水茶廊 本店」は、神戸港開港とともに新しい時代と文化が花開いた明治元年(西暦1868年)創業。神戸湊川神社正門前にある和菓子屋併設のカフェなのですが、神戸っ子ならお馴染みのお店だと思います。
ここ数年かき氷ブームの勢いが加速を増し、バオビン、ツォーピン、パッピンス、マンゴーピン、シェメンピン、ハロハロ、ボボチャチャ…と、日本では世界中の美味しいかき氷が食べられるようになりました。フワフワ氷やシャリシャリ氷とかの上にトロピカルフルーツがドーンとてんこもりだったり、上品な甘さで煮詰めたフルーツのシロップだったり、アイスクリームや生クリーム、メレンゲなどがのって、先日は「炙りかき氷」なるものの存在をはじめて知りました。
そんな世の中ですが、神戸っ子の私はギラギラの夏の日にアタマの中に思い描くのは、この↑宇治金時。ときどきミルク金時。
あっ、グラフルミルク↓とか、完熟マンゴーミルク、他にもいろいろ美味しそうな和スイーツがたくさんあるお店なのですが、ギラギラ夏の日に思い描くのは、正統派である宇治金時。ときどきミルク金時。なのでした。
この菊水茶廊のかき氷の魅力は、暑さでヘロヘロになった気分をシャキッとさせてくれて、ちょっとノスタルジーな気分にも浸れることだと思います。
だから、最近流行のめちゃくちゃ美味しそうなかき氷ももちろん大好きで食べたい!食べます!ですが、私はひと夏に一回は必ず菊水茶廊のかき氷を食べて、これまでもこれからも、ギラギラの夏を乗り切るのでした。